フィラリア検査
獣医師の中村昭仁です
当院では3月にはいるとフィラリア検査を随時実施していきます
フィラリアは蚊を媒介とする血管にすみつく寄生虫です
フィラリア検査というのはフィラリア予防を実施する前に血液を採取して
フィラリアが寄生していないかを調べる検査のことです
フィラリア検査が陰性であれば
内服薬、塗布薬、注射薬のいずれかでフィラリア感染を予防します
内服薬は近畿圏であれば5~12月に月1回計8回投薬します
塗布薬は内服薬と同様です
注射による予防は効果が1年ですので接種時期をいつでも選ぶことができます
投薬を忘れないというメリットがある一方で
まれに拒否反応を示すことがあるため
混合ワクチンと同様午前中に接種して1日安静にすることを推奨しています
当院ではフィラリア検査を実施する際、健康診断をかねて血液検査の実施を勧めています
普段なかなか来院できない飼い主様はこれを機会にぜひ血液検査も実施しましょう
フィラリア感染症は予防によりほぼ100%感染を防ぐことができます
必ず実施しましょう

